徒然なるプリン日記

徒然なるままに、日暮し、プリンにむかひて、こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくります。「あなたの5分に彩を」をモットーに

来たるフリーエージェント時代?〜Amazonの新政策〜

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本日はふと気になったニュースについて。

アマゾン、配送業で独立目指す従業員に支援策 約110万円支給へ 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

 

アメリカのAmazonが発表した内容で、

Amazonを退社した人に対して、配送業で独立する人に対して1万ドル(110万円ほど)を支給するというもの。

 

 

独立した人には、Amazonとの委任契約で「安定した子包みの取引」を約束するらしいです。

Amazonロゴ入りの配送用の車(噂ではメルセデスを発注)や制服も支給されるということです。



 

 

 

今回は、もし日本に導入されるならば?

という視点で考察します。

 

良さそうな制度

独立者視点

何となく、そんな気がします。

起業資金として110万円というのは、かなり少ない額で最初の、資本金の足しにするか

当面の生活費の足しになるか、そんな感じだと思います。

まぁでも、無いよりはあったほうがいいですね

 

 

1番のメリットは、どちらかというと

Amazonとの安定的な子包みの取引き」ではないでしょうか。

 

起業したてで、何も仕事のツテがあるわけではなく

超大企業Amazonとのパイプを、結んだまま起業できるということ。

言うなら、最初から仕事はある程度入ってくることが確定されているわけですね。

独立した会社の最初の安定的な収入源として、期待ができます。

いいんじゃないでしょうか。

 

消費者視点でもいい制度?

消費者視点

兼ねてから、Amazonは大手の配達業者に依頼していましたが、

このように、フリーエージェントが配達を営むようになるということは

大量の同業他社が出来上がるということ。

経済学的に言うと、価格競争が起こるんではないでしょうか。

良いように考えれば、より安価でより良い商品配送を、目指して切磋琢磨する。

そんな配送形態が出来上がれば、消費者としても満足だと思います。

 

 

 

でも、しかし本当に良いことばかりでしょうか。

 

Amazonの傭兵制度?

独立者視点

今まで、Amazonとの雇用契約の元で

色々な福利厚生を受けていたでしょう。

委任契約になることで、まずそれが無くなってしまいます。社会保険料なども自分で支払わなければなりません。

そして、独立して開業するということは

テナント代がかかったり、事務所運営するに当たっての経費がかかってきます。

おそらく、そこらへんの負担も考えての110万円だとしてもあまりにも少なすぎます。

 

また、雇用契約→委任契約

に変わるということは、アメリカはどうだかわからないですが

仮に日本のような場合は、様々な労働者保護の法律から外れてしまいます。

ということは、とてもイジワルな言い方をすると24時間ぶっ通しで働かせることもできるわけですね。(それを、断ることも自由にはなるわけですが)

 

この部分、Amazon側からするとメリットがたくさんあります。

なにせ、大量の配送網ができる上

配達中のトラブルにおける責任から回避できるのですから。

所謂、安く使える使い捨ての配送網です。

 

 

消費者視点

この手の、個人エージェントによる配送は

品質定価を招きかねません。事実、日本のAmazon配送も大手企業の撤退から、中小(デリバリープロバイダ)に移っていったことで

目下、配送トラブルが頻発しています。

 

消費者からしたら、パット見はAmazonの車に乗ったAmazonの専任業者に見えますが

実体は、使う車が同じだけの異なる業者の集合体です。

おそらく、配送の品質も業者によってマチマチになることでしょう。

 


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大量エージェント時代

ここまで、独立者視点と消費者視点で見てきましたが

この形態は何かに似ています。

そうです。都市圏で自転車でバッグをかかえ走り回っているUverEATSですね。

 

このAmazonも、どちらからというと

大量のフリーエージェントからなる、巨大配送網です。Uverも同じく、個人事業主による飲食の配送形態ですね。

もしかすると、これからの配送業というのは

大手が廃れていき、このようなフリーエージェント達が担っていくのかもしれません。

 

今は、日本の法律的に

解雇や雇用で手厚く守られているため、すぐにでの導入は厳しいかもしれませんが

Uverのように、都市圏から徐々に広まっていくのかもしれません。(デリバリープロバイダも、主に都市圏から)

 

捉え方によれば、体のいいリストラであり

格安配送網の確率。

良く捉えれば、大量エージェントによる

自由な働き方の確率。

 

いい面も悪い面も、あるのでしょう。

巨大なものに、飲まれるのも上手く波に乗るのも

個々のエージェントの力量次第ということになるでしょう。

時代として、向かってく先はおそらく大量起業による

フリーエージェント時代でしょうが、いつの時代も必要なのは個人の力なんでしょうね。